(c)2025「無明の橋」製作委員会
配給作品
日本映画界を支え続ける渡辺真起子 主演
富山県を舞台に作品を作り続けた新進気鋭の坂本欣弘監督、最新作!
古くより山岳信仰の対象だった立山に、女性は入ることを許されなかった―
それに代わり誕生し、現在でも3年に一度にのみ催される女人救済の儀式。
心に深い傷を負ったひとりの女性を再生へと導いたものは一体何なのか?
実在する儀式を基に着想を得た「心の再生と新たな始まりを描いた物語」
【コメント】
大切な人を失ってしまったその人はどうやって再生するのでしょうか。
答えは失ったことがある人にしかわからないのかも知れません。
人は必ず、その時を迎えます。それが他者なのか自分なのかは分かりませんが。
魂というものがあるのなら、それはどこに行くのでしょう。
坂本監督が紡いだ時間は見つめている者と見つめられている者の物語になっていました。
––––渡辺真起子(主演)
この映画の構想から、気づけば9年という月日が流れていました。
ずっと心に引っかかっていた思いを、ようやく物語にすることができました。
誰かを失った経験がある人、悲しみを抱えたまま立ち止まってしまった人へ。
立山の風景に寄り添いながら描いたこの小さな物語が、観てくださる方の心のどこかに静かに触れ、
前へ進む力になりますように。
––––坂本欣弘(監督・脚本)
【スタッフ】
監督:坂本欣弘(『真白の恋』『もみの家』)、脚本:伊吹一・坂本欣弘、音楽:未知瑠
【キャスト】
渡辺真起⼦、陣野⼩和、吉岡睦雄、岩瀬亮、山口詩史、岩谷健司、⽊⻯⿇⽣、室井滋 他
15年前、3歳だった愛娘を亡くした由起子は、心に癒えぬ傷を背負いながら、今もその罪の意識から逃れられずにいた。ある日、とある絵画を偶然目にして心を奪われた彼女は、駆り立てられるように、その絵が描く舞台の地へと足を運ぶ。立山連峰を望む橋のたもと。様々な想いを抱えた女性が集うその場所で、由起子は不思議なひとときを過ごすことになるのだった。